‘ブログ’ カテゴリーのアーカイブ

下水を利用して感染を把握

2021年3月31日 水曜日

〇塩野義製薬は北海道大学と共同で、下水に含まれる新型コロナウイルスの量から感染状況を把握する方法を開発した。2020年から開発を進めており、2021年4月にも国内で実用化を目指している。

下水からクラスター(集団感染)発生前に感染者の便に含まれるウイルスを検知する。日本は感染者が少なく下水に含まれるウイルスの量が少ないためウイルスを濃縮する技術を開発した。

一般には感染者に症状が出てからPCR検査を行うが、下水方式は無症状の感染者を把握することが出来る。北大は2月から札幌市で実証実験を開始している。今後は1日の感染者数だけでなく数日後の予測方法の開発を目指す。

また下水の採取からPCR検査による分析までロボットで自動化し、リアルタイムで感染を把握できる体制を目指す。


理研化がウイルス飛沫を可視化し分析

2021年3月6日 土曜日

新型コロナウイルスの感染が拡大した中、世界中でマスクの着用がみられるようになった。国内ではマスクの素材による効果の違いや二重マスクが話題になっている。

昨年10月理化学研究所が、スーパーコンピュータの「富岳」を使って、新型コロナウイルスの飛沫を可視化してマスクの感染予防効果を分析した。飛沫の飛ぶ量は、会話の時で1分間に900個、歌ってる時は1分間に2500個、強い咳を2回した時は3万個飛ぶことが分かった。

会話を20分間続けると、咳1回分と同じ量が発生する。歌ってる時では会話の数倍もより遠くまで飛び、カラオケ1曲、5分歌うと咳1回分と同じ量が飛散する。

歌うときファイスシードルやマウスガードをつけるのとマスクでは、飛沫が空中を長時間漂うエアロゾルが漏れて出る量がかなり違い、マスク着用の効果の大きいことが分かった。

飲食店で4人がテーブルを囲み1分間程度の会話をすると、飛沫は話しかけた相手以外はほとんど到達しないことが分かった。また同席者に均等に話しかけた場合には隣席にもっとも多く届き、次いで正面、次がはす向かいの順になった。

隣は正面の5倍の飛沫が届き、はす向かいは正面の4分の1程度に減ることが分かった。隣が多いのは想定外だった。隣の人との間にはパーティションを立て、前方への飛沫はマウスガードが有効のようだ。


練馬区のワクチン接種方式

2021年1月31日 日曜日

練馬区は30日、新型コロナウイルスのワクチン接種を近くの診療所で受けられるようにすると発表。当初ワクチンを1度に接種会場に運び、1か所で使い切ることとしていたが、小分けにして移送ができることが分かった。区立施設や学校の体育館などで集団接種も行う。

集団接種の予約は区が受け付けるが、診療所へは直接申し込む。診療所の活用で高齢者は移動が楽になるし、集団接種会場に必要な医療スタッフを抑えることができる。

練馬区の人口は74万人、そのうち65歳人口は16万人。インフルエンザの接種率、65%を見込んでいる。ファイザー社のワクチンは3週間開けて2度の接種が必要。高齢者への接種は6週間で終える見込み。 (さらに…)


濃厚接触者の行動制限、14日から10日に

2021年1月23日 土曜日

現在、感染者に接触すると14日間、外出などで人との接触などの行動制限が」求められている。感染者本人は発症から最短で10日間でほぼ感染力がなくなるとして行動制限が解除されている。

東京港区のみなと保健所と千葉大学などの研究グループが昨年4月から11月までの間に症状の出た感染者1606人を対象に、同じ住所で発症した人を調査分析した。

その結果、89.2%が7日以内に発症し、95.7%が10日以内に発症していた。この調査でほとんどのケースで濃厚接触者の発症が10日以内ということが分かった。

またアメリカの連邦機関の疾病対策センターは濃厚接触者の隔離期間を長くても10日間としている。このことから濃厚接触者の行動制限を10日間に短縮できるとしている。


注意を要する高齢者と基礎疾患

2020年12月28日 月曜日

3月、イギリスで18歳の男性が新型コロナウイルス検査で陽性と診断された後に亡くなった。この男性は深刻な基礎疾患を抱えていたという。またイギリスで21歳の女性が新型コロナウイルスに感染して亡くなったが基礎疾患はなかった。

新型コロナウイルスの感染者の死亡率は高齢者や基礎疾患を抱えている人ほど高いことが分かっている。しかし高齢者でも大半は軽いか中程度の症状しか出ていないという。

一方で若い人でも集中治療が必要になる場合もあるが、80歳以上の高齢者の死亡率は平均の10倍と高く、40代以下ではかなり低い。糖尿病や呼吸器の疾患、高血圧の有無も死亡率にかかわってくる。

27日、立憲民主党の羽田雄一郎参議院幹事長が亡くなったがその後の検査で新型コロナウイルスに感染していたことが確認された。糖尿病の持病があったという。死因が新型コロナウイルス感染によるものかどうかは確認されていない。


マスクの効果

2020年12月28日 月曜日

新型コロナウイルスの感染は世界中に広がり続けている中で、一時急騰したマスクの価格がコロナ前に戻ってきた。

欧米にはマスクを着ける習慣はなく、効果を認めていなかった。かつて欧米でマスクを着けた日本人を見るとその場から離れていき、タクシーは乗車拒否をした。ところが感染が広がりだすと今度は反対にマスクを着けていないと差別的な言葉を浴びせたり暴力を働いたりするようになった。

またこれまでマスクの効果を認めてこなかった世界保健機構(WHO)やアメリカ疾病予防センター(CDC)がマスクの予防効果を認めたため、一転して各国政府は国民にマスクの着用を促すようになった。

新型コロナウイルスの感染があまりにも早く広まったためマスクは不足し価格は急騰した。ある調査によると第1波の感染時の4月、マスク1枚の平均価格は78円だった。一時ネットで1枚150~200円で売られていたこともあった。5月になると価格は次第に改善されてきた。

先日マスク販売の折り込み広告が入っていた。50枚で税込み550円、1枚11円、ほとんどコロナ前の価格に戻ってきた。


神戸大学が県民の抗体保有率を調査

2020年12月19日 土曜日

12月17日、神戸大学が、兵庫県内の病院などから提供を受けた10,337人の血液を用い、国内で最大規模の1万人を対象に6~10月に新型コロナウイルスの「抗体検査」の結果を公表。

感染防止に役立つとされる「中和抗体」の保有率は全体のわずか0.15%にとどまった。ほとんどの人が今後感染の可能性があることが示された。感染者の多い大阪府に隣接する兵庫県の結果から距離の関連性はなく、抗体の保有率に地域差はないことが分かったという。