下水を利用して感染を把握

〇塩野義製薬は北海道大学と共同で、下水に含まれる新型コロナウイルスの量から感染状況を把握する方法を開発した。2020年から開発を進めており、2021年4月にも国内で実用化を目指している。

下水からクラスター(集団感染)発生前に感染者の便に含まれるウイルスを検知する。日本は感染者が少なく下水に含まれるウイルスの量が少ないためウイルスを濃縮する技術を開発した。

一般には感染者に症状が出てからPCR検査を行うが、下水方式は無症状の感染者を把握することが出来る。北大は2月から札幌市で実証実験を開始している。今後は1日の感染者数だけでなく数日後の予測方法の開発を目指す。

また下水の採取からPCR検査による分析までロボットで自動化し、リアルタイムで感染を把握できる体制を目指す。

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